年少のころは先生方がお庭側だよ建物側だよと具体物を使って指示してくれる。年中・長になると段々「みぎ・ひだり」で指示してくれるようになる。自分がこどもの頃は「お箸や鉛筆を持つほうが右手」と覚えた。しかし、左利きの子もいれば両手使う子もいて持つほうが右手とは限らない。ではどのように伝えればいいだろうか?
今回は「みぎ・ひだり」覚えるためにわが子と楽しく取り組んだことをまとめてみた。
お歌とおゆうぎ、旗揚げゲーム
園ではお歌やおゆうぎでみぎひだりを覚える機会をつくってくれる。その中で「みぎ・ひだり」に関する歌を下記にまとめてみた。どれもこどもが家でも小躍りして楽しく踊っていた歌である。
◇「みぎ・ひだり」がでてくるお歌4選
①グーチョキパーでなにつくろ
②ららら右手・左手(チョキチョキダンス)
この2曲はチョキの練習をするときに特によく歌った。2歳前に2歳を示せるようにチョキの手を練習したのだ。このころはまだ「みぎ・ひだり」は認識していないので、対面で一緒に歌うときには自分が「みぎ・ひだり」を逆にして踊った。みたまま同じ方向をマネするからだ。
③アブラハムの子
④ちょっとだけ体操
全身を動かしたい場合は、自分も小さいころから楽しんでいる「アブラハムの子」と、室内で動くのにちょうどいい「ちょっとだけ体操」がおすすめ。
また、家では旗揚げゲームをよくした。
折り紙で左右違う色の旗をつくり、間違えたときに色で伝えたりした。
旗の代わりに家にある楽器のおもちゃ、夏だとうちわを手に持たせて「右手あげて」「左手あげて」というのもいい。一人であげられるようになったら次親子でむきあって自分も一緒に手をあげる。向かい合う人の右手は反対になるのでつられないように手をあげられれば左右を習得したといえるだろう。鏡の前でするのもいい。
LCRゲーム
左右を覚えられるようなテーブルゲームあるかな?と調べてみたら「LCRゲーム」というものを見つけた。
◇LCRゲーム(※下記リンク先はアフェリエイトを含みます。)
| ボードゲーム 英語 アメリカ 海外ゲーム George and Company LCR Single Blister Game Random Chip Colors will be shipped, 5 yearsボードゲーム 英語 アメリカ 海外ゲーム価格:9080円 (2025/9/29 01:03時点) 感想(0件) |
LCR(Left-Center-Right)ゲームとは、3人以上で遊べるテーブルゲームだ。
輪になって座り、順番ひとりずつにサイコロを振り、そのサイコロの指示に従ってコインを配り最後までコインを持っている人が勝ちとなる。概要は下記の通り。
◇使うもの
・サイコロ R(右)、C(真ん中)、L(左)、●(何もしない)、●、●の6面を3個
・コイン 開始時1人3枚配る、同じものであれば積み木やトランプなどでもいい
◇準備
・全員が円形に座る
・プレーヤーにコインを3枚ずつ配る
・最初のプレーヤーを決める
◇勝利条件
・コインをもっている人が最後の一人になったとき、その人が勝利者となる。
◇遊び方
最初のプレーヤーから下記を行う。時計回りに順番にプレーする。
1.持っているコインの数だけサイコロをふる。
2.ダイスの目の指示に合わせてコインの受け渡しをする
L(Left:左) → 自分のコイン1枚を左隣の人に渡す
C(Center:中央)→ 自分のコイン1枚を中央に差し出す(使えなくなる)
R(Right:右) → 自分のコイン1枚を右隣の人に渡す
・(ドット) → 何もしない
この特殊なサイコロを作る、または既存のサイコロに各マークを描いたシールを張りさえすればすぐにできる。また、ルールも単純なので老若男女、人が集まった時ばぜひやってもらいたい。
手作りLCRゲームとハウスルール
LCRゲームを子供たちと一緒にプレーした。サイコロは厚紙に展開図を書いて組み立てた。出目の文字はひらがなで分かりやすく「みぎ」「ひだり」「まんなか」と「●」×3面を名前ペンで書いた。コインの代わりには木ブロックを使用したり、ちょうどあったポケカの外袋を使ったりした。
1回ゲームするとはじめると結構続くもので、コインがなくなっても両隣の人の出目で増えるので最後まで楽しめた。
また、ハウスルールも作ったりした。下記は実際にプレーしたルールである。
◇おすすめハウスルール
①●(ドット)の一つを★にしてオリジナルルールを追加する
何もしない目をオリジナルルールに変更すると楽しさ倍増!
「自分の好きな方向に1つコインを渡す。」「自分の好きな方向のひとから1枚コインをもらう」など、新しいルールをみんなで考えるのも楽しい。
②中央にコインがあるとき、●(ドット)が3つ揃ったら増える
まず手持ちが3枚ある状況なので、これが起きるともう勝ちに近づくラッキールールだ。
③お片付け1番が勝ちゲーム
コインが減るのが嫌な子や長時間集中が続かない子と一緒にプレーする場合、先になくなったひとが勝ちの逆ルール。1巡した状態で手元にコインがない人が勝ちとなる(1巡してないと1回目で左右合計3つ出た時点で勝敗が決まってしまうため)。
ハウスルールはプレー前に書いたりして共有しておくほうがいい。ゲーム中にルールの有無でもめ事になるからだ。こどもだけですると勝手にハウスルールが増えてケンカも増えるので注意だ。
日常生活からも親しもう
みぎ、ひだりは成長すれば覚えるものである。急く必要はない。ただ、ダンスの時に一人逆にすすんでしまっているのを見たりすると、はやめに正しく認識できるようにしてあげたくなる。
今回紹介したLCRゲームも「みぎ、ひだり」を覚える楽しみのひとつとして取り入れてもらえるとうれしい。
みなさんはどのようにみぎひだりを教わりましたか?こどもにはどう伝えていますか?
おすすめの方法やゲーム、絵本などありましたらぜひおしえてください。


コメント