小学2年生のわが子が初めて校外のテストを受けた。わが子は塾や公文などに通っておらず、学校の宿題だけをしている。なので学外テストを受けるのは初めてだ。
今回はその振り返りをして次回につなげようと思う。
全国統一小学生テスト
今回受験したのは「全国統一小学生テスト(2025/11/3実施)」だ。
学校のテストは教科書に準じた内容が主となるため、応用力や全国レベルに対するわが子の現在地が知りたくなり、急遽申し込んだ。事前にネット申し込みを行えば誰でも無料で受験できる。
今回のテスト内容は「各学年の2学期までの教科書の内容」+「応用力を試す問題」。
テストの教科、配点および時間は下記の通り。
★配点(時間)
| 学年 | 試験形式 | 国語 | 算数 | 理科 | 社会 | 合計 |
| 年長 | 記述 | ※100点(30分) | ※ | ー | ー | 100点 |
| 1年生 | 記述 | 150点(30分) | 150点(30分) | ー | ー | 300点 |
| 2年生 | 記述 | 150点(30分) | 150点(30分) | ー | ー | 300点 |
| 3年生 | マークシート | 150点(35分) | 150点(35分) | ー | ー | 300点 |
| 4年生 | マークシート | 150点(40分) | 150点(40分) | 100点(20分) | 100点(20分) | 500点 |
| 5年生 | マークシート | 150点(50分) | 150点(50分) | 100点(25分) | 100点(25分) | 500点 |
| 6年生 | マークシート | 150点(50分) | 150点(50分) | 100点(25分) | 100点(25分) | 500点 |
※年長は国語、算数の総合問題
年長から実施しているとはびっくりした。2年生までが記述式で小3からマークシートとなるため、今回参加できてよかったと思う。
受験にむけて
わが子に伝えたのは受験1週間前である。申し込み自体がギリギリであったが、習い事との兼ね合いで直前につたえることとした。今回は受験1回目なので試験に慣れることを目的として、準備せずありのままの学力で受験してもらった。
前日は「えーなんで受けるの?」からはじまり、「いやだなぁ。きんちょうするなぁ。」といった初めてのことに対するいつもの拒否反応がでた。いつも通りの反応なので、受験する理由を伝えて「気軽にやってみよう」というスタンスで見守った。
当日はもう腹をくくったのか出発時間より早く準備を終えて「まだ行かないの?」とやる気満々であった。本人からすれば学校のテストの点はいいので、今回もできると思ったのであろう。ポジティブに向かってくれるならと、こちらも詳しいテスト内容については何も言わずに送り出した。
受験後、迎えに行くと顔にはやり切った満足感と少しの後悔を感じた。どうだったか話を聞くと、「算数は時間が足りず解けずに終えた問題があった」「国語は文章が長くてどう解けばいいか悩んだ」とのこと。時間配分ができなかったこと、教科書以外の文章読解の解く機会がなかったことから、その通りの結果だなと思った。泣いてないことに成長したなぁなんて感慨深く思った。小学生なら当たり前のことかもしれないが、出来ないと悔し泣きしてしまうからだ。初めての場所、テストを諦めず最後まで全力で取り組んだわが子を称えたい。
結果受け取り
試験結果の受け取りは塾生と異なり手渡しである。せっかくなので、こどもと一緒に受け取りに行った。
実は受け取り前に郵送にて、合格証(という名の入塾基準通過証)が届いていたので、わが子は「思ったよりできたー」とウッキウキであった。自分は受験後の雰囲気からして、入塾基準の上位50パーセントのギリギリラインだろうなと予想していたため、結果に驚きはなかったが、点数よりなにより、受け取った診断レポートの内容にびっくりした。
まず表紙は受験記録がスタンプになっており、年長6月から6年生11月の全14回、受験したところにスタンプが押される仕様になっている。わが子はこれをみて「また受けたい、スタンプ集めたい!」と今後の受験に前向きになっていた。
1枚めくると、今回の成績が載っている。各教科の得点と、全国・都道府県別・男女別の偏差値と平均点と順位。自分の現在地がわかりやすくてよい。
その次に総合学習診断表として、できた領域や正答率の高さ順に並べられた問題の中でどのレベルが解けなかったか、正解必須問題は何かそれがクリアすると点数がどれだけあがるか、次回の目標点数は?など、とても具体的なできるための見える化がされているのだ。正答率が高い問題の中でわが子ができていないところ、それは真っ先にできるべき内容である。ケアレスミスなどという言葉でごまかすことなく、どうすればできるようになるか親子で考えて家庭学習に役立てたい。
その後のわが子
その後のわが子の様子であるが、特に変化はない。いつものように学校に行き、宿題をし、遊び、毎日元気にすごしている。
少し変わったとするならば、勉強に対して少し前向きになったように見える。宿題に対しても、勉強に対してもゴネが短くなった。ゴネている時間がもったいないが分かりだしたか、もっとすごい同い年の子たちがいることを知っての行動かどうかはわからない。ただ、好転しているようなのでとてもよかったと思う。
これからわが子は色々な試験を受けるだろう、その一歩としていい経験ができたこと、いい機会をいただいたことに感謝したい。

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