職業体験が難しい建設の仕事をゲームで体験!親子で『重機でGO!』を遊んでみた

ゲームで学ぶ

最近、近所の中学生が幼稚園や保育園、飲食店などで職業体験をしている姿を見かけました。

子どもたちにとって、実際に働く人と関わることは、仕事について知る貴重な機会ですよね。

一方で、建設業のように私たちの生活を支える大切な仕事でも、安全面などの理由から職業体験が難しい職種もあります。

そのため、「どんな仕事なんだろう?」と興味を持っても、実際に体験できる機会は意外と少ないのではないでしょうか。

そんなときに思い出したのが、「重機でGO」という重機操作を体験できるアプリです。

働く車が好きな子はもちろん、「重機ってどうやって動かすんだろう?」と興味を持った子が、ゲーム感覚で仕事に触れられるのが魅力だと感じました。

今回は、小学3年生と年長の子どもたちが実際に遊んでみた感想を紹介します。

建設の仕事は体験しにくい?

わが家の年長の子どもは、小さいころから働く車が大好きです。

工事現場の前を通ると、ショベルカーやクレーン車が動く様子をじっと眺めたり、ごみ収集車が好きで、ごみ処理場近くの公園で収集車を見ていたこともありました。

働く車は、それぞれ違った動きをするところが魅力です。アームが動いたり、大きなタイヤで進んだり、見ているだけでも飽きません。

でも、建設現場は安全面への配慮が必要なため、近くで見学したり、実際に操作を体験したりする機会はほとんどありません。

イベントなどで農業機械の運転席に座らせてもらったことがありますが、レバーやボタンが並ぶ操縦席はまるでロボットのコックピットのようで、大人の私までワクワクしました。

「実際に動かしてみたい。」

そんな気持ちをかなえてくれそうだと思ったのが、今回紹介する『重機でGO!』でした。

重機でGOってどんなゲーム?

『重機でGO!』は、ショベルカーを操作して建設現場の仕事を体験できるゲームです。

私が子どものころに夢中になった『電車でGO!』のように、本物さながらの操作を楽しめる”重機版”といった印象でした。

実はこのゲーム、実際に重機を扱う建設会社の方の声をもとに作られています。

そのため、ショベルカーの操作方法は本格的で、「JIS」「日立・コマツ」「三菱」「神鋼」といった実際のレバーパターンを選択することもできます。

さらに、ボディやブーム・アーム、バケット・グラップルなどの色を自由に変更でき、自分だけの重機を作れるのも楽しみの一つです。

ゲームには4つのステージがあり、遊びながら少しずつ操作に慣れていけます。

  • ステージ1 工事現場での掘削・積み込み
  • ステージ2 道路工事での掘削・積み込み
  • ステージ3 山林での運搬作業
  • ステージ4 走行訓練

最初は大人でも思うように操作できませんが、繰り返し挑戦するうちに少しずつコツがつかめるようになります。親子で「できた!」を楽しめるのも、このゲームの魅力でした。

重機でGoの遊び方

『重機でGO!』にはVR版(現在は非公開)とスマホ版があり、今回はスマホ版で遊びました。

画面には運転席から見た建設現場の景色が表示され、左右に配置されたレバーを使ってショベルカーを操作します。

レバーでは車体の旋回やアーム・ブーム・バケットを動かし、さらに上下ボタンで左右のクローラー(キャタピラー)を操作します。

操作する場所が多いうえに、本物のショベルカーに合わせた操作なので、最初は戸惑いました。
特にブームは「上げる」ときにレバーを下げ、「下げる」ときにレバーを上げる操作になります。普段の感覚とは少し違うため、親子で「あれ?」「また逆だった!」と言いながら何度も挑戦しました。でも、この”本物の操作感”こそが『重機でGO!』の魅力だと感じました。

各ステージにはミッションが用意されていて、例えばステージ1ではショベルカーで土を掘り、ダンプトラックへ目標の量まで積み込むことが目標です。

作業中にトラックへぶつかったり、重機が転倒したりするとペナルティが発生し、その分クリアタイムに加算されます。

ゲームですが、「安全に、正確に作業すること」の大切さも自然と意識できる作りになっていました。

わが家ではタブレットで操作し、その画面をテレビに映して遊びました。

大きな画面で建設現場を見ながら操作すると、本当に作業員になったような気分になります。

親子で「あっ、ぶつかった!」「もう少し右!」と声を掛け合いながら遊べるので、とても盛り上がりました。

小学3年生・年長が遊んでみた

今回は、ステージ1「工事現場でダンプトラックに土を積み込む」ミッションに挑戦しました。

小学3年生は”慎重派”

小学3年生は、まずレバーとショベルカーの動きの関係を確かめながら、少しずつ操作していました。

車体が少しでも浮いたと感じると無理をせず姿勢を戻し、転倒や接触を避けながら進めていきます。

時間制限がないこともあり、焦らず一つひとつ確認しながらプレーしていたのが印象的でした。

年長は”チャレンジャー”

一方の年長は、景色が大きく傾いても「イケイケゴー!」という勢いで操作していました(笑)。

大胆にバケットを動かすので、重機が転倒してしまうこともありました。

それでもゲームなのでスタート地点からやり直せるため、安心して挑戦できます。

面白かったのは、その大胆さのおかげで、一度にたくさんの土をすくえる場面もあったことです。

ただし、たくさんすくえても、それをダンプトラックへぶつけずに積み込むには、やはり繊細な操作が必要でした。

繰り返すうちに上達!

最初は苦戦していた2人ですが、何度も挑戦するうちに、レバーの動きとショベルカーの動きが少しずつ一致してきました。

土をすくう量が増えたり、盛り土からダンプトラックまで車体を旋回させる動きがスムーズになったりと、上達していく様子がよく分かりました。

見ているだけでは分からなかった重機操作の難しさや楽しさを、親子で一緒に体験できたのが印象的でした。

社会科の学びとして感じたよかったところ

ゲームを遊ぶ前は、ショベルカーに対して「大きくて力強い、かっこいい乗り物」というイメージが強くありました。

でも実際に操作してみると、その印象は大きく変わりました。

ショベルカーの腕の部分は、「ブーム」「アーム」「バケット」と役割の違う3つの部分を組み合わせて動かします。

さらに、車体の前後左右の移動もハンドルではなく、左右それぞれのクローラーを操作して動かすため、思った以上に細かな操作が必要でした。

ゲームだからこそ、「どうやって動いているんだろう?」と仕組みに興味を持てたのもよかったところです。

そして一番驚いたのは、普段工事現場で見ているショベルカーの滑らかな動きです。

ゲームでは、レバーを一つ動かすだけでも苦戦しました。

それなのに、実際のオペレーターの方は複数のレバーを同時に操作しながら、正確で無駄のない動きをしています。

「何気なく見ていた工事現場の作業には、こんなに高い技術が必要だったんだ。」

親子でそんな新しい発見ができたことが、このゲームで一番よかったと感じた点です。

こんな子におすすめ

『重機でGO!』は、特にこんな子におすすめです。

  • 🚜 ショベルカーやクレーン車など、働く車が好きな子
  • 🏗️ 工事現場を眺めるのが好きな子
  • 🤖 ロボットや乗り物の操縦に憧れがある子
  • 👷 建設の仕事に興味を持ち始めた子

ゲームとして楽しめるだけでなく、「どうやって動いているんだろう?」「建設の仕事ってどんなことをしているんだろう?」という興味につながるきっかけになると思いました。

工事現場で活躍する重機は、大きくて力強い乗り物という印象がありましたが、実際に操作してみると、繊細なレバー操作や正確な判断が求められる仕事だと分かりました。

ゲームだからこそ失敗を恐れず挑戦でき、親子で「どうしたらうまく動かせるかな?」と考えながら遊べたのもよかったところです。

重機が好きな子はもちろん、「建設の仕事ってどんなことをしているんだろう?」と職業に興味を持ち始めた子にもぴったりのゲームだと感じました。

ゲームとして楽しめるだけでなく、「どうやって動いているんだろう?」「建設の仕事ってどんなことをしているんだろう?」という興味につながるきっかけになると思いました。

もしこのゲームで建設や土木の仕事に興味を持ったら、鹿島建設の子ども向け学習サイト「カジマキッズアカデミー」もおすすめです。

土木と建築の仕事について、子どもにも分かりやすく紹介されているので、ゲームで芽生えた興味をさらに広げることができます。

建設の仕事の奥深さを知り、「かっこいい!」が「すごい!」へ変わるきっかけになるかもしれません。

コメント