九九はいつから始める?幼児も楽しめたゲームブック

絵本で学ぶ

「九九って、いつから始めるのがいいんだろう?」

わが家でも、上の子が2年生で九九を覚え始めたころ、下の子(年長)が興味を持ち始めました。
でも、いざやってみようと思うと「まだ早い?」「どうやって始める?」と迷ってしまって…。

そんなときに図書館で出会ったのが『九九パーフェクトゲームブック』。
もともと迷路や間違い探しが大好きな子でも、ゲーム感覚で楽しめて、自然と九九に触れられる1冊でした。

九九っていつから?どうやって始める?

九九は、小学校2年生で習い始めます。
わが家でも、上の子のときは2年生の2学期にスタートしました。

夏休み前の個人面談では、先生から「もし時間があれば、唱える練習をしておくとスムーズですよ」と声をかけられたのを覚えています。
実際に2学期が始まると、九九の暗唱が宿題に出るようになり、毎日コツコツ練習していました。

そんな様子を見ていたからか、下の子(現在年長)も自然と興味を持つように。
今では、1の段・2の段を少しずつ言えるようになってきました。

とはいえ、まだ数の理解としては10までがしっかりしているくらいで、その先はこれからかな?という段階。
「このタイミングで始めても大丈夫?」「まだ早い?」と、正直ちょっと迷う気持ちもありました。

でも実は、九九って“完璧に理解してから始めるもの”というよりも、
遊びや音から触れて、少しずつ慣れていくものでもあるんですよね。

そんな“ちょっと気になり始めたタイミング”で出会ったのが、今回紹介する本でした。

遊びながら始めたいなら「九九パーフェクトゲームブック」

そんな“遊びながら始めたい”というタイミングで出会ったのが、『九九パーフェクトゲームブック』でした。

このシリーズは全部で5冊構成になっていて、
2の段から9の段までを、段ごとに少しずつ学べるようになっています。

  • ① 2のだん・3のだん
  • ② 4のだん・5のだん
  • ③ 6のだん・7のだん
  • ④ 8のだん・9のだん
  • ⑤ これでパーフェクト(まとめ)

それぞれの段にストーリーがついていて、ただ計算するだけでなく、めいろや間違い探しを楽しみながら物語を進め、九々に取り組めるのが特徴です。

特に最後の「これでパーフェクト」では、これまでに出てきた2〜9の段がすべて登場し、最後はランダムに出題されるので、しっかり理解できているか確認することもできます。

そしていちばんのポイントは、“ゲーム感覚で進められること”
迷路を進んだり、間違い探しをしたりと、子どもが好きな遊びがたくさん詰まっていて、
「勉強している」というよりも「遊んでいたら九九に触れていた」という感覚に近いです。

もともと迷路や間違い探しが大好きなわが家の子どもには、かなり相性がよく、「これおもしろい!」と自分から手に取って読んでいました。

実際に使ってみた!はじめてでも楽しめる?

実際に使ってみると、「はじめてでもちゃんと楽しめる工夫」がたくさん詰まっていました。

たとえば6の段では、
「6×1=なんびき?」という問題が出て、答えに合っているカエルがいる場所から迷路がスタートします。

正しい場所を選ぶとそのまま次の問題へ進み、
間違えると「ハズレ」と表示されて、元のページに戻る仕組み。

これがすごくよくできていて、間違えても“失敗感”があまりないんです。
むしろ「違ったか、じゃあもう一回!」と、ゲームみたいに自然と次にチャレンジできる流れになっています。

わが家の子どもも、「勉強」というより完全に“遊び”として楽しんでいて、
自分から「やりたい!」と手に取ることが多かったです。

また、小学3年生の上の子もやってみたところ、
こちらは自分でどんどん読み進めながら、サクサクと楽しんでいました。

はじめての子でも入りやすく、すでに九九に触れている子でも遊びながら復習できる、
ちょうどいいバランスの1冊だと感じました。

では、この本とゲーム教材ではどんな違いがあるのかも気になりますよね。

ククハチジュウイチとの違いは?

九九を楽しく学べる教材として、わが家でよく使っているのが「ククハチジュウイチ」。

どちらも“遊びながら九九に触れられる”という点では共通していますが、実際に使ってみると役割にはけっこう違いがありました。

大きな違いは、**「入口として使うか」「定着や復習で使うか」**という点です。

「九九パーフェクトゲームブック」は、迷路や間違い探しなどを通して、はじめて九九に触れる子でも楽しめる内容になっています。
「まだちゃんと覚えていないけど、ちょっとやってみたい」という段階にぴったりです。

一方で「ククハチジュウイチ」は、ある程度九九に触れたあと、ゲームとして繰り返し使うことで、理解を深めたりスピードを上げたりするのに向いていると感じました。

わが家でも、

  • はじめての入口 → この本
  • 覚えてきたあとの遊びや復習 → ククハチジュウイチ

という形で、自然と使い分けるようになっています。

どちらが良い・悪いというよりも、タイミングに合わせて使うことで、それぞれの良さがしっかり活きると感じました。

「ククハチジュウイチ」はこちらの記事で詳しく紹介しています。

よかったところ・気になったところ

実際に使ってみて感じた、よかったところと気になったところをまとめてみます。

まずよかったのは、楽しみながら読み進められるところ

この本はゲームブック形式になっていて、1ページずつ順番に読むのではなく、
「次はP6へ」「●マークへ進む」といった指示にしたがって、前のページに戻ったり後ろに進んだりしながら進めていきます。

その動きがまるでゲームのようで、「次どうなるの?」と自然とページをめくりたくなる仕組み。
九九を解きながら物語を進めていくので、勉強っぽさがかなり薄く、最後まで楽しみやすいと感じました。

また、読み進めるうちにキャラクターにもだんだん愛着がわいてくるのもポイントです。

一方で気になった点としては、使うタイミング

各段は1から9まで順番に進んでいく構成なので、
「これから始める」「習いたてを復習する」といったタイミングにはぴったりですが、

すでにしっかり覚えている子が繰り返しトレーニングする、というよりは、
入門〜初期の定着に向いている印象でした。

そのため、しっかりマスターしたあとの反復やスピードアップには、ゲーム形式の教材(ククハチジュウイチなど)の方が楽しめるかなと感じています。

とはいえ、**「九九に初めて触れる」「楽しく入りたい」**という段階にはとてもぴったりの1冊です。

また、以前紹介した「九九を唱える王子様」のような絵本と組み合わせて、
まずはストーリーで興味を持ち、そのあとにこの本で実際に手を動かす、という流れもおすすめです。

こんな子におすすめ|九九デビューにぴったりの1冊

この本は、こんな子におすすめです。

・九九に興味を持ち始めた幼児〜小学校2年生
・迷路や間違い探しなど、遊びながら考えるのが好きな子

「まだ早いかな?」と思うタイミングでも、興味が出てきたときが始めどき。
この本は、そんな“ちょっと気になり始めた”子にぴったりだと感じました。

九九を「やらなきゃいけないもの」「覚えなきゃいけないもの」としてではなく、
楽しく触れていくものとしてスタートできるのが、この本のいちばんの魅力です。

わが家でも、“まだ早いかな?”と思いながら取り入れてみましたが、
遊びの延長のような感覚で自然と取り組めていました。

まずは気軽に、遊び感覚で取り入れてみるのもいいと思います。
九九との出会いが「楽しいもの」になる、そのきっかけになる1冊でした。

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