小学一年生のころから、わからない言葉があったら「辞書を引いてみようね」と声をかけていました。
けれど、わが家の子どもにとって辞書は少しハードルが高かったようで、なかなか自分から使うようにはならず、苦手意識を持ったままでした。
そんな中、小学三年生になって学校で「国語辞書を持ってきてください」と言われ、少しずつ辞書を使う機会が増えるように。わからない言葉を調べるということには慣れてきました。
そこで出会ったのが、辞書を使った語彙力ゲーム「コトバト」です。
お題に沿って、文字縛り、行縛り、縛りなしなど、さまざまな条件で言葉を探していきます。
普段は出会わない言葉を知ることができるゲームで、自分から楽しく辞書にかかわるきっかけになりました。
辞書が“勉強道具”から、“ことば探しの宝箱”に変わった瞬間だったのかもしれません。
以前よりも、辞書を楽しく引く機会が増えました。
「コトバト」~辞書を使った語彙力バトル~とは
コトバトは、辞書を使ってお題に合った言葉を探し、誰が一番お題にあっているかを競うゲームです。
必要なものは紙と鉛筆、そして国語辞典を1人1冊。2人以上で遊べます。
お題は「やさしい言葉」「かなしい言葉」「おおきいもの」「へんなもの」など全部で28種類。さらに、「頭文字指定」「行指定」「本全体」の3つの探す範囲があり、その条件の中でお題に合う言葉を探します。
制限時間は3分。辞書をめくりながら、「これだ!」と思う言葉を1つ選びます。
時間になったら、それぞれが選んだ言葉と理由を発表。最後に全員で投票し、一番多く票を集めた人の勝ちです。
ルールはとてもシンプルですが、「そんな言葉があったの!?」「その発想はなかった!」と盛り上がることも多く、親子で楽しめるゲームです。
小学三年生でも楽しめた!実際に遊んだ様子
コトバトを小学3年生のわが子と遊んでみました。
最初は辞書を引くことに慣れておらず、焦ったり、
「3分間短いー!見つからない!」
と言ったりしていました。
それでも何度か遊ぶうちに、
「このお題なら●●って言葉を知っているけど、今回は条件に合わないよー」
「今回はいい言葉見つかったよ!勝つよ!」
と、前向きに辞書に向き合うようになりました。
わが家では普段から図書館によく行き、本も読んでいる方だと思います。それでも、物語の中で出会う言葉と、辞書の中で見つける言葉は少し違うようです。
ページをめくるたびに新しい言葉を発見できるのが楽しかったようで、今まで知らなかった言葉に出会うことを楽しんでいる様子が見られました。
コトバトを通じて一番よかったと感じたのは、辞書に対する苦手意識がやわらいだことです。
これまでは、わからない言葉の意味を調べるために辞書を使っていました。しかしコトバトでは、「お題に合う言葉を探す」という遊びの中で辞書を使います。
そのため、「調べなければならないもの」ではなく、「面白い言葉を探すもの」として辞書に触れられたように感じました。
また、普段の生活や読書では出会わない言葉を知るきっかけにもなりました。
特に頭文字や行を指定された状態で言葉を探すのは、まるで宝探しのようです。
「こんな言葉があったんだ!」
「こっちの方がお題に合いそう!」
と考えながら辞書をめくることで、自然と語彙に興味を持つ姿が見られました。
気になったところ・注意点
このゲームの注意点としては、主に2つあります。
① 1人1冊、国語辞典が必要
コトバトは本来、参加者それぞれが国語辞典を使って遊ぶゲームです。
とはいえ、家に人数分の国語辞典があるご家庭はそれほど多くないかもしれません。わが家もそうでした。
そのため、わが家では1冊の辞典を順番に使って遊びました。
まずお題メーカーでお題を決め、1人ずつお題を確認します。その後、辞典を使って3分間言葉を探し、決めた言葉は紙に書いておきます。お題をみてから3分という形で1つの辞書を順番につかったのです。
全員が言葉を決め終わったら、それぞれ発表し、投票する流れにしました。
本来のルールとは少し異なりますが、辞書に親しむことが目的なら十分楽しめました。
② 時間制限がある
コトバトでは3分という時間制限があります。
ゲームとしては盛り上がるルールですが、辞書に慣れていない子どもにとっては少し短く感じることもありました。
実際にわが子も最初は「3分じゃ見つからない!」と焦っていました。
そのため、子どもが集中して探しているときは時間にこだわりすぎず、ゲームの勝ち負けよりも辞書と向き合う時間を大切にしてもよいと思います。
慣れてくると探すスピードも上がり、ゲームとしても楽しめるようになりました。
まとめ
トバトは、辞書を使って遊ぶシンプルなゲームです。
わが家では、辞書への苦手意識をやわらげ、自分から辞書を開くきっかけになりました。
物語を読むだけでは出会わない言葉を知ることができたり、「この言葉の方がお題に合うかな?」と考えたりする時間は、語彙に興味を持つよい機会にもなったように思います。
辞書を使った家庭学習に興味がある方や、子どもに楽しく辞書に親しんでほしい方は、一度遊んでみてはいかがでしょうか。

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