【絵本】勝ち負けにこだわっちゃう子におすすめの本

絵本

こどもとゲームや遊びをすると、たいへんなことがある。それは自分の思う結果にならないと怒ったり泣いたりして手が付けられなくなることだ。ゲームは勝つときもあるし、負けることもある。結果は理解できても感情がついていけないのだ。親としてできることは何があるだろうか?

まずはどう対処する?

どんな声掛け、対応ができるか考えてみる。

STEP1.共感して気持ちを言葉にする
こどもの勝ちたい気持ち、悔しい気持ちをそのまま言葉にする。相手を否定せずに気持ちに名前をつけて認めるて落ち着くための土台を作るのだ。「負けて悲しいんだね」「頑張ったから悔しいんだね」とこどもの気持ちをそのままことばにする。

STEP2.交感神経を落ち着かせる声掛け
つぎに興奮状態の感覚を落ち着かせる深呼吸やふれあい。子供によって安心できる行動が違うのでその子の欲するふれあいをする。手を握る、ハグする、または触らないのも一つの案。その時のその子が欲する距離にいてあげよう。

STEP3.落ち着いたら、負け以外の視点を話す
落ち着いてやっとお話の時間。負けたという結果に固執しないように、得られたものをことばにする。集中して長い時間プレーできたこと、最後まで諦めずにプレーできたこと。前に比べてよくなったこと、はじめてできたことに目をむけられるようにサポートする。

STEP4.次の行動の選択肢を出す
最後に次の行動を選んでもらおう。また同じゲームをしたいか、別の遊びをするか、一旦休憩するか。こどもが自ら案を出せない場合は、2択くらいに絞ってきいてあげると本人も意見をいいやすくなる。

自分もこどもがなきだしたら冷静に対応できないことが多い。日頃から注意していきたい。

勝ち負けにこだわる子におすすめの絵本

勝ち負けに固執せずに、みんなでゲームをする楽しさを知るのにいい絵本がある。

「かっても まけても いいんだよ」 作・絵オーレリー・シアン・ショウ・シーヌ
ユニコーンのこどもガストンが主人公。学校でうまくサッカーができない、家でゲームに勝てないことにイライラしてしまう。そのことをママに話すと…
勝ち負け以外の価値、悔しさを受け入れ前向きに取り組む気持ちが芽生える本。

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感想(67件)

気分によってたてがみの色が変わるユニコーンが、いろんな気持ちがあることをこどもにわかりやすくおしえてくれる。かわいいユニコーンに自分を投影して、いろんな気持ちと対応を学べる。

作者がソフロロジーというフランスやスイスで広く用いられているリラクゼーション法・心身訓練法を学んでいるので、そのメソッド「気持ちを見つける・受け止める・整える」方法が絵本にわかりやすくまとまっている。

ゲームは感情コントロールの練習の場

おとなもこどももがんばればがんばるほど、勝ちはうれしく負けは悲しい。おとなになるにつれて感情をだすことをやめ、次勝つ方法を考えたり、次のゲームに早く気持ちを切り替えたりする。一つのゲームにこだわって感情をむき出しにする姿は感情コントロールがまだできない幼さゆえ。そんな我が子の姿をいつか懐かしむ日もくるかもしれない。

あなたのおすすめ対処法や本はありますか?ぜひお聞かせください。

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