『宇宙兄弟』は、もともと私たち夫婦が大好きな作品で、単行本を集めています。
原作マンガの完結を記念して、公式YouTubeでアニメ全99話が順次無料公開されたことをきっかけに、わが家でも家族みんなで見るようになりました。
宇宙飛行士を目指して努力するムッタや、先に月へ向かう弟・ヒビトとの兄弟の絆。幼いころからの約束を支え続けるシャロンとの関係など、魅力的な人間ドラマに引き込まれ、気づけば99話を最後まで見終えていました。
アニメを見終わるころには、宇宙や宇宙飛行士だけでなく、宇宙開発や宇宙に関わる仕事にも親子で興味を持つようになりました。
「もっと宇宙のことを知りたい!」
そんな気持ちになったときに出会ったのが、『宇宙兄弟といっしょに学ぶ 宇宙図鑑』です。
今回は、家族で読んでみた感想と、この本を通して感じた魅力を紹介します。
アニメ『宇宙兄弟』がきっかけで宇宙に夢中に!
『宇宙兄弟』を見るようになってから、わが家の子どもたちの身近なところにも少しずつ「宇宙」が増えていきました。
以前は暗いところが苦手で、プラネタリウムに行っても怖がっていた子どもたち。それが宇宙に興味を持つようになってからは、プラネタリウムも楽しめるようになりました。
空に月が見えると、「月があるよ!」と昼でも夜でも教えてくれるようになったのも、興味の変化を感じた出来事です。
さらに、イベントで宇宙飛行士の試験にも使われるというホワイトパズルに挑戦したり、月にバーチャルシティをつくる「ルナシティ」というゲームを体験したりと、宇宙に触れる機会も自然と増えていきました。
子どもたちの年齢が上がり、宇宙への興味が広がってきた今、「もっと宇宙について知りたい」という気持ちに応えてくれる本はないかな?と探して出会ったのが、『宇宙兄弟といっしょに学ぶ 宇宙図鑑』でした。
『宇宙兄弟といっしょに学ぶ 宇宙図鑑』ってどんな本?
その名の通り、『宇宙兄弟』のキャラクターたちと一緒に、宇宙について楽しく学べる図鑑です。
太陽系の惑星や星などの宇宙の基本的な知識だけでなく、宇宙に関わる仕事や技術、宇宙についての疑問まで、キャラクターたちがわかりやすく紹介してくれます。
アニメやマンガを見ていない人にも楽しめるように、最初に『宇宙兄弟』のあらすじとキャラクター紹介が掲載されています。
また、最初から順番に読むだけでなく、興味を持ったところから自由に読み進められるのも、この本の楽しいところ。
ムッタのように宇宙飛行士を目指すなら「宇宙飛行士になるには?」から、月や火星、ISSなど、好きなキャラクターが目指す場所から読むのも楽しそうです。
もちろん、ページをぱらぱらとめくって、目に留まったコラムから読んでみるのもおすすめ。「これなんだろう?」という小さな興味から、宇宙の知識を広げていけます。
わが家はアニメを見てから読んだので、「せりかさんが踊ってる!」「このシーン見たことある!」と、知っている場面を見つけるたびに盛り上がりました。
『宇宙兄弟』を知っているからこその楽しさがありながら、作品を知らなくても宇宙について楽しく学べる、間口の広い一冊です。
小学3年生・年長と読んでみた
わが家では、小学3年生と年長の子どもたちが、それぞれ違った楽しみ方をしていました。
年長さんは「好きなキャラクター探し」から
年長さんは、せりかさんや北村さんなど、ISSを目指すキャラクターがお気に入り。
本を開くと、「どのページにいるかな?」と好きなキャラクターを探しながら楽しんでいました。
マンガのイラストだけでなく、宇宙やロケットなどの写真もたくさん載っていて、「きれいだな」「おもしろいな」と興味深そうに眺めています。
この本は小学校中学年からとなっていますが、漢字には読みがながふられているので、年長さんでも興味を持った言葉は自分で読んでいました。
内容をすべて理解するというより、「好きなキャラクターを探す」「写真を見る」というところから、自然と宇宙に触れられるのがよかったです。
小学3年生は「知識」と「未来」に夢中
小学3年生には、この本の特に好きなところが2つありました。
ひとつ目は、ページの端にある「頭のノートにメモっとけ!」の一行豆知識。
『宇宙兄弟』に登場するヤンじいの言葉で、知識は頭のノートに、想いは心のノートにメモするという、作品の中でも印象的な言葉です。
もともとこの言葉が好きだったこともあり、ページの端にある豆知識を見つけるたびに楽しそうに読んでいました。
そして、もうひとつのお気に入りが未来の宇宙開発の章。
月面基地や宇宙エレベーターなど、これから実現するかもしれない宇宙開発のイメージを眺めながら、
「こんな未来がくるのかな?」
とワクワクしているようでした。
年長さんはキャラクターや写真から、小学3年生は知識や未来の宇宙から。それぞれの興味の入り口から、この本を楽しんでいました。
理科の学びとしてよかったところ
① 宇宙が身近になった
『宇宙兄弟』をきっかけに宇宙に興味を持つようになってから、日常の中でも宇宙を意識する場面が増えました。
以前は気にしていなかった「ISSが上空を通過します」というニュースが目に留まるようになったり、空に月を見つけると教えてくれたり。
アニメや本の中だけだった宇宙が、実際の空やニュースの中にもつながっていると感じられるようになったのは、興味を持ったからこその変化だと思います。
② 「知りたい」が次の疑問につながる
『宇宙兄弟』を見ていると、キャラクターの服装や行動から「これはどういうこと?」と疑問が生まれることがあります。
例えば、ヒビトがオレンジ色の服を着ているときと白い服を着ているとき。
「何が違うのかな?」そんな疑問にも、この本が答えてくれます。
「宇宙服はどうなっている?」というページでは、イラストとともに宇宙服の違いや役割を知ることができます。
さらに、天文台や科学館、プラネタリウムなど、実際に宇宙について学べる場所も紹介されています。
本を読んで終わりではなく、「もっと知りたい」「実際に見てみたい」という次の興味につながるところも、この本の魅力だと感じました。
③ 宇宙に関わる仕事を知ることができる
『宇宙兄弟』の中では、宇宙飛行士だけでなく、その仕事を支えるたくさんの人たちが描かれています。
この本でも、宇宙飛行士だけではなく、宇宙開発を支えるさまざまな仕事や技術について知ることができます。
宇宙に関わる仕事というと、まず宇宙飛行士を思い浮かべるかもしれません。
でも実際には、宇宙飛行士が宇宙へ行くまでにも、たくさんの人の技術や仕事が関わっています。
将来、「宇宙に関わる仕事がしたい」と思ったときに、宇宙飛行士だけではないさまざまな選択肢を知ることができるのは、とてもいいことだと感じました。
宇宙がもっと好きになる一冊!
こんな子におすすめです。
- 『宇宙兄弟』が好きな子
- 最近イベントなどで『宇宙兄弟』を知って、興味を持った子
- 宇宙や星、ロケットに興味がある子
- 宇宙飛行士や宇宙に関わる仕事に興味がある子
- 理科に興味を持つきっかけがほしい子
- 好きなことから、もう一歩知識を広げたい子
宇宙兄弟』をきっかけに宇宙に興味を持ったわが家にとって、この本は「もっと知りたい」という気持ちを次の一歩につなげてくれる一冊でした。
キャラクターを探しながら楽しむ年長さん、豆知識や未来の宇宙にワクワクする小学3年生。それぞれの年齢や興味に合わせた楽しみ方ができたのもよかったところです。
アニメやマンガが好きという気持ちから、宇宙や科学、そして宇宙に関わる仕事へと興味を広げていくきっかけにもなりました。
「好き!」から始まった興味を、「もっと知りたい!」へ。そんな一歩を後押ししてくれる一冊です。

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